HOゲージとNゲージの規格

鉄道模型というとNゲージをイメージする人が少なくありません。何故なら、日本国内の鉄道模型はNゲージが主流だからです。しかし、一口に鉄道模型といっても、ゲージの規格によっていくつか種類が存在します。
ちなみにゲージとは、レールの間隔のことで軌間とも呼ばれています。
Nゲージの場合、レールの間隔が9mmで縮尺1/148から1/160の鉄道模型のことです。9mmの9(Nine)の頭文字を取って、Nゲージと呼ぶようになりました。ちなみにアメリカなど欧米では、Nスケールともいわれています。
日本国内では1970年代ごろから、Nゲージの鉄道模型が普及するようになりました。縮尺に関しては各国で様々ですが、日本では1/150スケールが主力となっています。Nゲージは鉄道模型のスケールの中でも、2番目に小さい規格です。それ故に、スペースを取らずに楽しめ、さらにカーブも難なく通過するため、日本国内で圧倒的な人気を誇っています。

一方のHOゲージとは、レールの間隔が16.5mmで縮尺1/87の鉄道模型のことを指しています。Nゲージよりも大きな鉄道模型で、上から3番目の大きさです。このシリーズは、もともと存在していたOゲージの半分(Half)サイズということで、HOゲージという名前が付けられました。
HOゲージにはそれぞれ細かい規格がありますが、それはそれぞれの業界団体などによって異なっています。日本国内でもHOゲージの愛好家はいますが、どちらかというと欧米諸国で主流の鉄道模型です。
日本の場合、新幹線の模型がHOゲージで作られています。
